

【駐在員ブログ】タンザニアの春。
秋が深まり木々が紅葉する時季を迎えました。コロナの規制も緩くなり、さらに旅行支援が始まるなど、今年は紅葉を楽しみに遠出する方も多いのではないでしょうか。 さくら中学のあるタンザニアのアルーシャは南半球に位置しているので、今は冬が終わり、段々と暖かくなってくる日本でいう春のようなポカポカした気候です。 タンザニアには日本のように「紅葉」はなかなか見ませんが、この時期、薄紫色の花をつけるジャカランダ(Jacaranda)が満開を迎えています。 そして、さくら中学の中にも、桜のような薄ピンク色の綺麗なお花が咲いています。 「これは何て名前の花?」とタンザニア人のスタッフに聞いても、誰も知らない謎のお花です。(知っている方がいたら、ぜひコメント欄で教えてください。) さて、今月はイベントが満載で、日本の大企業ユニ・チャームの皆さんと交流をしてくれたり、日本人の学生が訪問してくれたり、キリマンジャロの会の古谷代表が生徒と一緒にカレーを作ってくれたり、卒業式にはなんと在タンザニア日本大使が出席してくれたり… さくら女子中学にとっては久々の賑やかな1ヶ月でした


キリ会代表が生徒と一緒にカレーづくり!
卒業式出席のためにはるばる日本から来てくれたキリマンジャロの会の古谷代表! なんと日本から、生徒のために250皿分ものカレールウを持ってきてくれました! 実は、さくら女子中学校の生徒は、日本のカレーが大好き♡ 3年前も、みんなでカレーを作ったことがありましたが、あっという間に平らげてしまいました。 卒業式の翌日、生徒と古谷代表、そして日本人スタッフがみんなで協力してカレーづくりをしました! 料理を始める前に、日本人スタッフ(日本語の授業を担当する先生)から、カレーの歴史や、レシピについての説明がありました。 せっかくの機会なので、日本の食文化についてもバッチリ学んでもらいます! そしていよいよ料理開始です!!! タンザニア人はまな板もピーラーもあまり使いません。 皮むきもカットも全て、野菜は基本的に手とナイフだけで行います。 250皿分なのでかなりの数でしたが、みんなで手分けをして、じゃがいも(13kg)、にんじん(5kg)、タマネギ(12kg)、そしてを牛肉(7kg)があっという間に1口大にカットされました! タンザニアでは、小さい頃から家事を


タンザニアの卒業式で、君が代やさくら(独唱)を斉唱!?
2022年10月15日、第4期生の卒業式が実施されました。 今年は45名の卒業生がさくら女子中学校を旅立ちます。 卒業式開始前には、来賓の方々に、物理や化学の実験をお見せして説明をしたり、浴衣をきて校内をご案内したりと、授業での学びを活かしたエンターテイメントを在校生が協力して準備しました。 プログラム中は、歌あり、ダンスあり、演劇あり、ファッションショーありと、とっても楽しく、賑やかでした。 日本人がこの様子を見ると、「え、本当に卒業式なの!?」とびっくりするような、笑い声の溢れる卒業式です。 逆に、タンザニア人が日本の卒業式を見たら、どんな反応をするでしょうね? 今年は、日本の国歌を生徒全員で練習して全校生徒で斉唱したり、卒業生からは日本では定番の卒業ソング、森山直太朗さんの「さくら(独唱)」の披露がありました。 ↑君が代 ↑さくら(独唱) そしてもちろん、日本の卒業式と同じように「卒業証書授与」もあります! 当日はたくさんの来賓の方が出席してくださり、さくら女子中学を共に運営するキリマンジャロの会の古谷代表もはるばる日本からかけつけてくれま


ユニ・チャームさん御一行が生徒と交流!
2022年10月13日(木)、生理関連用品やベビーケア用品などを手がける衛生用品の大手メーカー、ユニ・チャームの皆さんが、さくら女子中学校を訪問してくれました。 ・(タンザニアで)一番の思い出となった。 ・学生たちのキラキラした目に励まされた。 ・自分たちももっと頑張ろうという気持ちになった。 などなど、訪問くださった皆さんからとっても嬉しいコメントをたくさんいただくほど、素敵な時間を過ごしていただけました。 今日はその一部始終を、ぎゅっとまとめてご報告したいと思います。 到着後はまず、理事長先生より学校の概要をご説明! 「なぜ日本がさくら中学を支援しているのか?」 「どうやってさくら中学が開校したのか?」 「どんな学校を目指しているのか。」 などについて、理事長先生より説明がありました。 その後は、校内一周ツアーです。 日本からの支援が入った理科室や、日本文化の授業で作った短冊を見てもらいながら、日本人スタッフがさくら中学の取り組みを説明して校内を周りました。 その途中で、タンザニアの国旗と日本の国旗が並んではためく様子に、皆さんカメラを構えて


もうすぐ卒業式!さくらの卒業式文化とは!?
第4回目の卒業式まで、あと1週間です! さくら女子中学校の卒業式の文化、それは... 卒業生がお揃いのコスチュームを着て卒業式に出席することです! 毎年、卒業生が話し合って、どんな衣装にしようか自分たち自身で決めます。 今年の卒業生は、二期生とちょっと似ているこのスカート(下の写真)のデザインに決めたそう! 実はこのスカートは、さくら中学OGの保護者で、テイラーのお仕事をされている方が1つずつ丁寧に作ってくれています。 服を作るお仕事をしているだけあって、本人もオシャレですね! さて、トータルコーディネートはどんな感じになるのでしょうか? 卒業式の当日が楽しみですね!!! ★以前の卒業式の様子はこちら。 【2019】 【2021】 メールマガジン購読について 毎月、さくら女子中学校の生徒の活躍や最新のニュースなどを、無料で配信しています。購読希望の方は、こちらからメールアドレスをご登録ください。(所要時間1分程度)


ベテラン教師が娘をさくらに入学させたワケとは?
さくら女子中学校に、新しい先生がやってきました! 前からブログを見てくださっている方はこのニュースを覚えている方もいるかもしれませんが、2022年6月末に突然3人の先生が突然退職し、涙のお別れがありました。 その後すぐに新しい先生として採用されたのは、超ベテランのセロンガ・エリーシャ先生! なんと、教員養成校で教えた経験もあるのだとか。 物理と数学の教科が専門で、さくら中学では主に3・4年生の授業を担当してくれます。 実験が得意で、物理の授業の中に積極的に実験を取り入れています。 写真は、「ガラスと金属の熱伝導」についての授業の様子です。 ガラス棒と銅の棒にロウソクのロウを塗り、どちらが早く溶けるかを実験していました。 体が大きくて、見た目はちょっと怖そうですが、穏やかでとっても優しい先生です。 丁寧に、生徒の質問に答えている様子もよく見かけます。 その姿は、まるで生徒たちのお父さんのようです。 実はセロンガ先生、本当にさくら中学の生徒のお父さんでもあります。 先生としても、そして父親としても、さくら中学が大好きとのこと!!! 先日、彼に「なぜ子