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  • 執筆者の写真現地日本人スタッフ:登尾紗衣

【留学体験記その10】警視庁で活躍する女性幹部を訪問!さまざまな職業に触れて視野を広げる

更新日:3月29日

2月8日(木)、タンザニアからの留学生・グラシアさんとダイアナさんが昭和女子大学の学生とともに警視庁を訪問し、青山彩子・警察庁長官官房審議官(国際担当)からお話を聞く機会がありました!


同行したキリマンジャロの会メンバーから、レポートが届いています。


早速ですがご紹介!


 

グラシアさんとダイアナさんが、日本の行政の中心である霞が関中央官庁街を訪れるのはこれが初めて。「ここは経産省、ここは外務省、ここは法務省」と教わりながら、東南端の警視庁へ。


最初に青山さんの案内で、警視庁管内の110番を受理するセンターを見学しました。


ここでは約17秒に1件の通報があるそうです。大都会ならではの頻度と、冷静な係官の応対ぶりを、ガラス越しにじっと見つめるグラシアさんとダイアナさんの姿が印象的でした。



1992年入省の青山さんは、昇格・昇進の際に「女性第1号」と言われることもしばしば。そんな青山さんから、日本の警察の役割、ご自身のキャリアの軌跡、昇格の仕組みと階級章、目下担当しておられる各国警察による国際間交流などについて説明していただきました。


 グラシアさんたちが興味を持ったのが、美しい階級章。タンザニアの中学生は国家学力試験で進路が決まることもあってか、階級が昇格試験によって決まると聞くと即座に「昇格試験は難しいですか?」と質問していました。青山さんのようなエリート女性でも「やはり試験は大変です」とおっしゃるのを聞いて、大きく頷いていました。


 一方、女子大学生からは、「警察の激務の中でワークライフバランスは?」と、キャリアに関する質問が。青山さんからは、女性の所属長や署長が増えていること、また、男性の育休の推進にも取り組み、警察全体で働きやすい職場づくりに本格的に取り組んでいることなどを説明してくれました。


「多様な人々が警察官を目指せる時代になっている。女子学生のみなさんにも目指してほしい職業です。」


★青山さんを囲み記念撮影をする女子学生たちとキリマンジャロの会のメンバーたち


 その後は、日本の警察の歴史が分かる展示コーナーへ。世界有数の安全都市・トーキョーがどのように成立したのかを考えながら学ぶことができます。


実際の制服や装備品を見たり、白バイに乗ってみたりして、二人の留学生もうれしそうでした。



 帰路、官庁街の街灯に日本とケニアの国旗を見つけたダイアナさん。


「どうしてこんなところにアフリカの国の旗が?」


国賓や公賓が来日している時は、その国の国旗を飾ることで歓迎の気持ちを表していると知り、「ケニアは隣の国だから」とその様子を何枚も写真に収めていました。


(注:さくら女子中学校はタンザニアとケニアの国境に近いアルーシャ州に位置しています)


 いろいろなキャリアで活躍する日本の女性たちと直接言葉を交わすことで、タンザニアからの留学生たちの視野も一段と広がったことでしょう。多忙な中、二人の留学生のために時間を割いてくださった青山彩子様にこの場を借りて御礼申し上げます。



★留学体験記、第1弾はこちらから!


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