

2022年の教員研修【中編】
この記事は、前回の続きになります。 まだ前編を読んでいない方は、以下から先にお読みください。 さて、次は2時間目の授業です! 2時限目:地理 Pollution(公害) 次の授業は地学です。 テーマは「Pollution(公害)」でした。 先生:「あなたたちポイ捨てをするなんてダメじゃない!ゴミはゴミ箱に捨てなきゃ!」 生徒:「ごめんなさい...」 先生:「あら、でもゴミ箱も汚れてしまうし、全て燃やしちゃえばいいわよね!?」 生徒:「え、でもなんでもかんでも燃やしたら空気が汚れちゃう!!」 先生:「え、それって本当なの!?」 という感じに、先生と2名の生徒が一緒に寸劇をするところから授業が始まりました。 (オーバーリアクションすぎる演技に、生徒の興味は惹きつけられます。) そこで、前回の授業で学んだ4つの公害について振り返り、この時間の学習が始まりました。 その後、4つの公害、 空気が汚れる「大気汚染」 水が汚れる「水質汚濁」 土が汚れる「土壌汚染」 音が迷惑になる「騒音」 の、それぞれの原因や影響について自分達で調べた内容や考えたことを、ポスタ


2022年の教員研修【前編】
2022年7月16日(土)に、生徒中心型授業についての教員研修を実施しました。 この教員研修は、日本のキリマンジャロの会の支援を受け、さくら女子中学校で実践されている「生徒中心・対話型授業」をテーマに年に2〜3回実施しています。 はじめは本校の教員だけで学んでいましたが、校長先生や先生たちの提案で、徐々に講師(教育学の専門家)や外部の先生を招いたり、授業実演や授業検討会を取り入れたり、工夫をして行うようになっていきました。 ★過去の教員研修については、以下の記事をご参照ください。 ①教育の専門家による講義 さて、今回も講師の方の講義から始まりました。 講師の方が「生徒中心の学びの大切さ」を説明したり、参加した先生たちが自身の授業経験を共有したり、座学ですが、理論と実践を絡めながら講義が進みました。 講義の後は、代表の先生方の授業実演です。 この日は、3年生を対象に、「数学」「地理」「公民」そして「物理」の4教科の授業が実践されました。 ②授業実演(数学・地理・公民・物理) 1時限目:数学 Analysis(情報分析) 研修最初の授業は数学! テー


Study in Japan、初の対面説明会を実施!
2022年6月10日、さくら女子中学校の卒業生を対象の、Study in Japan(日本の大学への留学プログラム)の説明会がありました。 これまでも、オンラインのフェアに参加したり、さくらの卒業生対象にオンライン説明会を実施してくださったことはありました。 しかし、対面での説明会を実施してくださったのは今回が初めて! なんと、Study in Japanプログラムの担当者の方が、お隣の国ケニアのナイロビより、さくら中学を訪問してくださいました。 さて、この中から数年後に、日本の大学に留学できる生徒はいるのでしょうか? 数年後が楽しみですね! メールマガジン購読について 毎月、さくら女子中学校の生徒の活躍や、最新のニュースなどを、写真付きで配信しています。購読希望の方は、こちらからメールアドレスをご登録ください。(所要時間1分程度)


3名の先生との突然の別れに涙。
今日は、ちょっとビックリなニュースです。 先週、理系科目の教員3名が突然退職をしてしまいました。 理由は、公立学校の採用の通知がきたためだそうです。 おそらく、政府が理系教科の充実のために、全国の理系教員に声がかかったものと思われます...。 基本的に、タンザニアは不安定な私立学校より、安定していて待遇もいい公立学校の方が就職に好まれる傾向にあり、おそらく「今回の話を断ったら次はない」という状況。 さくら中学の校長先生も「これは仕方ないな...。」と言っています。 校長が退職の報告を受けたのは、なんと辞める当日の金曜日。 採用された先生たちには前々日の水曜日に通知がきていたようですが、それでも突然の出来事。 本人たちはもちろん、他の先生も生徒もびっくり!!! 急な別れに、涙を流す生徒もたくさんいました。 その先生たちは、この土日で国内の学校に引っ越しをして、月曜日から赴任予定。 中には、バスで20時間以上もかかる地域へ採用になった先生も!!! 教職員と全校生徒にお別れの挨拶をして、バタバタと学校を去って行きました。 タンザニアでは突然の退職は当た


日本人スタッフがさくらに戻ってきた!
さくら女子中学校に、ついに日本人スタッフが戻ってきました!! キリマンジャロの会は、さくら女子中学校の開校した2016年より、4年間に渡って日本人スタッフを派遣してきました。 学生インターンなども含めると、多い時で6名の日本人がいた時期もありました。 しかし、2020年3月より、新型コロナウィルスの影響で派遣はストップ。 同時に、さくら中学の特徴でもあった「日本文化の授業」の実施も止まっていまい、生徒や保護者からは、残念がる声も聞こえてきました。 しかしこの度、約2年3ヶ月ぶりに、さくらに日本人スタッフが戻ってきました。 上の動画の通り、日本文化(日本語)の授業も再開しています! これからまた現地で、日本のキリマンジャロの会、そしてタンザニアのさくら女子中学校が二人三脚で歩んでいくことができます。 今後がますます楽しみですね!! メールマガジン購読について 毎月、さくら女子中学校の生徒の活躍や、最新のニュースなどを、写真付きで配信しています。購読希望の方は、こちらからメールアドレスをご登録ください。(所要時間1分程度)