

タンザニアの試験の点数のつけ方
この記事では、タンザニアの中学校における成績のつけ方や、合格/不合格の決まり方についてご説明します。 以前、 「さくら女子中学校が国家試験で全員合格!」 「さくら女子中学校、州統一模試で1位!」 というブログ記事を紹介しました。 実はこの「1位」というのは、平均点や偏差値を比べて決まる順位ではありません。 今日は、タンザニアの中学校における成績のつけ方や、合格/不合格の決まり方をご紹介したいと思います。 日本とはだいぶの点数のつけ方が違うので混乱してしまかもしれませんが、1つずつゆっくり説明していますね。 まず、タンザニアの中学校の試験は、基本的にどの教科もすべて100点満点で実施されます。これは日本の学校と同じですね。 しかし、ここからはちょっと日本と違います。 下の表のように、各教科ごと点数によって次のようにポイントがつきます。 例えば、数学の点数が70点だったら、65〜74点の間なので、「数学:2ポイント」と成績がつくわけです。 「試験の結果が良い方がポイントが低い」というのは、日本人の感覚だと少し不思議な話ですよね?(笑) そして、受けた


3年連続不合格ゼロ!国家試験の結果発表!!
2021年の国家試験の結果が発表されました! 毎年11月〜12月に行われる国家試験。 タンザニアの中学生は、2年生と4年生で全国一斉の試験を受けます。 特に4年生にとっては、その結果が進路にも直接結びつく大事な試験です。 ※「国家試験って何?」という人は、以下の記事をご参照ください。 さて、2021年の試験結果が、先日ウェブ上で発表されました! 結果は... 2年生も4年生も落第者0で、全員合格です!!! また、この試験では「州別の学校ランキング」が併せて発表されます。 今年の4年生結果は... アルーシャ州の同規模の学校183校中...、 なんと11位!!! おめでとう!!! パチパチパチパチ👏(拍手!) 昨年の14位という結果を超え、すごい結果を見せてくれました! 生徒と先生が一丸となって、ここまで頑張った成果です!!! ※昨年の結果はこちら! さくら女子中学校を以前から知ってくださっている方は気づいているかもしれませんが、これで3年連続で落第なし!!! つまり、第一期生の代から100%合格の実績です! さらに結果も、年々レベルが上がってい


卒業生が大集合!その目的とは?
冬休みに、卒業生たちがさくら女子中学校に大集合しました! 2021年度の冬休み中に、第一期生から、先日卒業したばかりの第三期生までの卒業生たちがさくら女子中学校に集まりました。 集まった理由は、 同窓会のパーティ... ...というわけではありません!(笑) 実は、(2021年)12月17日に行われた「Study in Japan for Africa」の留学プログラムのオンライン説明会に参加してもらうため、卒業生の保護者の方々に連絡して声をかけ、興味のある生徒たちが集まった、というわけです。 以前、さくら女子中学校の在校生たちがこの説明会に参加した際は、「高校卒業後は日本の大学で勉強したい!」と、数年後に期待を膨らませ、大きな目標を持つことに繋がりました。 ※以前実施されたのオンライン説明会に関する記事はこちら。 今回の説明会に参加した中には最初の卒業生でもある一期生もおり、彼女たちは半年後に高校卒業を控えています。 つまり、進学先の1つとして、日本の大学も選択肢に入る可能性があるのです! さくら中学の卒業生が日本で学ぶことになれば、とても嬉し


タンザニア・さくら女子中学校の生徒がカレーライスを作って食べる動画がバズり中!
「カレーライスを作ろう!」の動画の再生回数が急上昇しています。 2021年末から2022年のお正月明けまでの約1週間で、なんと2万回以上も再生されました。 それに伴って、チャンネル登録者数も1週間で100人以上増えました。(まだまだ増えています。) 何が原因かは分かりませんが、いわゆる「バズっている」ということになるのでしょうか?さくら女子中学校の動画がここまでたくさん再生されたことはなく、とてもありがたい限りです!! より多くの方々に、さくら女子中学校の取り組み、一生懸命に学ぶ生徒の様子、アフリカ大陸にあるタンザニアの日常などを知っていただけたら嬉しいです。 今後も、動画、ブログ、Facebookを通じて、タンザニア・さくら女子中学校の様子をお伝えしていく予定ですので、引き続き応援の方、よろしくお願いいたします。 これまでの動画も見られますので、どうかお楽しみください。 以下からチャンネル登録が可能です! メールマガジン購読について 毎月、さくら女子中学校の生徒の活躍や、最新のニュースなどを、写真付きで配信しています。購読希望の方は、こちらから


タンザニアの教育の未来にワクワク!2021年最後の教員研修!
2021年11月11日に、本年度3回目となる教員研修が実施されました。 さくら女子中学校の教員研修は、大学で教育の研究をする専門家の方や、他の学校の先生方(10名程度)を招き、約20名で行われます。 研修の中では、参加した先生のうちの何名かが、本校の目指す「生徒中心・対話型」の学び取り入れた授業を実践します。 その授業を参加した先生みんなで観察し、授業後は議論を行う、という流れです。 ※前回までの様子はこちら。 今回は、「公民」「生物」「化学」「物理」「歴史」と、たくさんの授業が実施された、盛りだくさんの研修でした。 現地スタッフと先生のみで企画、開催できることを目指しており、学校が開校した時からキリマンジャロの会がそのサポートをしていました。 現在、予算はキリマンジャロの会が負担しているものの、計画から実施、そして報告まで全て現地の先生たちが協力して開催しています。 先生たちが一丸となり、積極的に他の学校も巻き込みながら一歩ずつ前に進んでいる姿を見ていると、さくら中学やキリマンジャロの会の活動が1つずつ、確実に実になってきているのを感じます。