4年連続不合格ゼロ!国家試験の結果発表!
更新日:2023年2月6日
2022年の4年生の国家試験の結果が発表されました!
毎年11月〜12月に行われる国家試験。
タンザニアの中学生は、2年生と4年生で全国一斉の試験を受けます。
特に4年生にとっては、その結果が進路にも直接結びつく大事な試験です。
※「国家試験って何?」という人は、以下の記事をご参照ください。
さて、2022年の試験結果が、先日オンライン上で公式発表されました!
結果は...
2年生も4年生も落第者0で、全員合格です!!!
また、「地域別の学校ランキング」も併せて発表されました。
今年の4年生結果は...
アルーシャ州のArusha Rural Districtの学校49校中...、
なんと4位!!!
おめでとう!!!
パチパチパチパチパチパチ👏(拍手!)
生徒と先生が一丸となって、ここまで頑張った成果です!!!
※ちなみに、2年生の結果はこちら!
さくら女子中学校を以前から知ってくださっている方は気づいているかもしれませんが、これで4年連続で落第なし!!!
つまり、第一期生の代から100%合格の実績です!
さらに結果も、年々レベルが上がっています。
この国家試験の結果によって、進学する学校(高校・専門学校)や、そこで学ぶ教科(日本で言う理系・文系コースのようなイメージ)の選択肢が変わってくるのですが、
さくら中学の先生の分析によれば、今年の卒業生も全員が進学校への入学レベルに達しているそうです。
さくら女子中学校の年度毎の成績を、簡単な表とグラフにしてみました。
見方がちょっとややこしいので、以下のことに注意してざっくりとご覧ください。
Divisionは1人ひとりの試験成績で、5段階で評価される。
表の上に行くほど成績が良く、Division1が最高レベル。
一番下のDivision0は不合格=中学卒業資格を得られない。
表の中の数字は、生徒の数。
GPAは全受験教科と全校生徒の平均ポイント
GPAも1が最高ポイントで、低いほど成績が良い。
※このポイントやディビジョンの解説含め、成績の付け方について詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。
さらに、理系科目の点数がここ2年で格段に上がっています。
これまでさくら中学校の生徒が苦手としていた「数学」と「物理」の不合格者が大きく減ったり、「生物」や「化学」がさくら中学の得意科目として胸を張れるような結果になったり、理系科目を中心に年々成長が見られます。
さくら女子中学校は理系教科に特に力を入れた学校なので、入学してくる生徒は、医者やエンジニアなど、理系の職業に就きたい生徒が多い傾向にあります。
医者やエンジニアになるためには、日本と同じように、高校で理系教科を勉強する必要があります。
が、高校で学ぶ教科を希望通りに選択できるかどうかは、この中学の国家試験の結果次第なのです。
逆に、もしも理系科目の結果が悪いと、文系の科目を中心に学ぶコースに進学することになるため、理系の大学への進学や、理系の職業に就くことは叶いません。
浪人なども一般的ではないため、日本以上に厳しいかもしれません。
中学の試験といえど、将来の職業選択に大きく影響のある試験です。
理系科目で良い成績を収めたことで、彼女たちは夢に大きく一歩近づきました!
さくら女子中学校のみんな、本当におめでとう!!!
Hongera sana!!!
(ホンゲラ サナ=スワヒリ語で「おめでとう」)
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