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さくら女子高校(A Level)の施設完成までの歩みを振り返ります!

  • 執筆者の写真: 現地日本人スタッフ:登尾紗衣
    現地日本人スタッフ:登尾紗衣
  • 6 時間前
  • 読了時間: 5分

皆さまの多大なるご支援のおかげで 完成した、さくら女子高校(A Level)の教室棟と宿舎棟。


高校課程設置は、さくら女子中学校開設当時からの夢。そして、高校設置のプロジェクトが本格的に始動したのは2022年なので、実に長い時間がかかったことが分かります。


もちろんスムーズに進んだはずもなく、竣工の日を迎えるまでには、様々な苦労がありました。


そこで今回のブログでは、さくら女子高校の施設が完成するまでの歩みを、当時のブログも交えながら振り返っていきます。


【2022年10月】高校設置プロジェクトが始動、第一稿の図面が完成


キリマンジャロの会(以下キリ会)の古谷代表がタンザニアに渡航。さくら女子高校設立に向けた話し合いが行われました。


その翌週には、トーマス校長自らが専門家と共に建設予定地の測量を実施。第一稿の図面が完成しました。


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【2023年3月】プロジェクト名が正式決定、ファンドレイジングも開始


さくら女子高校設置プロジェクトの正式名称が、「さくら女子中学校 高校課程設置計画」に決定しました。


2023年1月頃からは、ブログでも高校設置に向けて寄付の呼びかけを開始。キリ会とさくらの夢が、多くの人に周知され始めました。


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【2023年11月】Tri-wall社様のイベントにて、キリ会・古谷代表が活動報告


長年にわたってさくらを支援してくださっているTri-wall社様のイベントで、キリ会の活動ならびに高校設立の構想について紹介させていただく機会をいただき、キリ会・古谷代表が登壇しました。


毎年行われるイベントですが、コロナの影響もあり、この年は4年ぶりの対面開催となったとのこと。


以降は毎年プレゼンのお時間をいただき、さらに多くの人たちにキリ会とさくらの取り組みについて知っていただくきっかけの場となっています。


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【2024年8月】草の根申請作業に奔走する中、フリーダ理事長が急逝


2024年は、ブログでの公式発表はしていませんでしたが、外務省の草の根資金申請のための書類作成に大忙しの一年でした。


そんな中、8月には、ダルエスサラームとインドを行き来しながら闘病生活を続けてこられたフリーダ理事長が亡くなるという悲しい出来事もありました。


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★当時のブログはこちらから


さくら女子中学校の理事長として、学校を離れている間もプロジェクトの精神的支柱となってくださっていたフリーダ理事長。


さくらにとってもキリ会にとっても大きな喪失となりましたが、9月にはフリーダ理事長の妹であるビクトリアさんを新理事長に迎え、「新体制でフリーダ理事長の意志を引き継いでいこう」と決意を新たにしました。


【2024年12月】草の根資金の受給が正式決定


締切ギリギリまでかかって準備した申請が採択され、外務省の「草の根・人間の安全保障無償資金協力(以下草の根)」を受給できることが正式に決定しました。


なぜ締切ギリギリになってしまったかというと、物価の高騰や為替変動の影響で、直前になってから建設資金が大幅に予算オーバーしていることが分かったからです。


元々は教室と宿舎を一つの建物にまとめて3階建てにする予定でしたが、教室棟と宿舎棟の平屋2棟に分けて、教室棟は草の根資金、宿舎棟はキリ会がファンドレイジングで集めた資金を充当することになりました。


そのため、図面も見積りもすべてゼロからやり直すことに。


★変更前の完成図(1枚目)と締切直前で書き直した教室棟の図面(2枚目)


一時はどうなることかと思った申請作業でしたが、なんとか年内に採択され、ほっとした気持ちで2025年を迎えることができました。


【2025年3月】トーマス校長と日本人スタッフが草の根の署名式に参加


3月13日、ダルエスサラームの大使公邸で行われた草の根の署名式に、トーマス校長と日本人スタッフが参加しました。


三上・在タンザニア日本大使とトーマス校長の間で同意書に署名が交わされ、草の根を正式に受給するための最終手続きが整いました。


★この日三上大使は、学校名にちなんださくら色のネクタイを着用くださったとのこと


ちなみにこの日はタンザニアのメディアも多く出席していて、TBC Newsでも式典の様子を報道していただきました。



【2025年4月】教室棟と寮の建設がスタート


同意書への調印が終わると、すぐさま建設作業がスタート。


建設予定地は最初は雑木林のような状態で、「ここに本当に学校が建つのか??」と疑ってしまうような有り様でしたが、あっという間にすべての木々が伐採され、瞬く間に建設が進んでいきました。


★更地になった建設予定地(左)と建設中の教室棟の様子


【2025年9月】教室棟と宿舎棟がついに完成!竣工式を実施


雨季による作業遅延に悩まされた時期もありましたが、作業はおおむね順調に進行。


9月27日に開催予定の竣工式に間に合うようにと、ギリギリまで作業が行われました。


そしてついに、9月25日にすべての作業が完了!


竣工式には、在タンザニア日本大使館より上田臨時大使とこれまでサポートくださった草の根担当職員の梅津さんにもお越しいただきました。


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★当時のブログはこちらから


【今後について】


さくら女子高校の教室棟と宿舎棟は無事に完成しましたが、実際に開校するにあたっては、学校法人としての登録作業や教職員の採用、さらには一番肝心の生徒の募集など、まだまだやるべきことがたくさん残っています。


2026年の開校を目指して準備を進めていきますので、今後もあたたかく見守っていただけますと幸いです。


改めまして、本プロジェクトにご支援をいただいた皆さま、本当にありがとうございました!!


さくら女子高校の施設完成までの歩みをまとめた動画をYouTubeにアップしましたので、そちらも併せてご覧ください!


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