タンザニアの試験の点数のつけ方


 以前、

さくら女子中学校が国家試験で全員合格!

さくら女子中学校、州統一模試で1位!

というブログ記事を書きました。

 実は、この「1位」というのは、平均点や偏差値を比べた順位ではありません。

今日は、タンザニアの中学校における成績のつけ方についてお話したいと思います。

日本の点数のつけ方とはかなり違うので、私もいつも混乱してしまいそうになるのですが、1つずつゆっくり説明していますね。

 まず、タンザニアの中学校の試験は、基本的にどの教科もすべて100点満点で実施されます。

これは日本の学校と同じですね。(中には50点満点の試験を実施している学校もありますが。)

しかし、ここからはちょっと日本と違います。

各教科ごと、点数によって次のようにポイントがつきます。

(A)  75〜100=(1ポイント)

(B)  65〜74=(2ポイント)

(C)  45〜64=(3ポイント)

(D)  30〜44=(4ポイント)

(F)   0〜29=(5ポイント)

※(F)は不合格を表す「Fail」の「F」なので(E)はない。

そして、受けた科目のうち、良かったもの7科目の合計ポイントによって、Div(ディビジョン)という評価が決まります。

Div.I・・・7〜17ポイント

Div.II・・・8〜21ポイント

Div.III・・・22〜25ポイント

Div.IV・・・25〜29ポイント

Div.0(落第)30〜35ポイント

このディビジョンの評価によって、進学できる学校が決まります。

「ポイントが低い方が試験の結果が良い」というのは、少し不思議な話ですよね?

日本の学校の試験の点数は、主に「合計点」を見ることが多いですが、タンザニアでは、教科ごとのABCDと、総合のDiv.が試験結果になります。(学校ごとの順位もこのDivの割合で決まります。)

このDiv.の数字が小さいほど、受験に有利になります。

つまり、希望した学校、コースに進学先できる可能性が高くなるというわけです。

 ちなみに、Div.1〜Div.4までは合格!

しかし、ここでDiv.0を取ってしまうと「落第」ということになります。例えば中学4年生の試験で落第してしまうと、中学の卒業資格は得られません。下の表を見てもらうとわかるように、公立の中学校では、ここで落第してしまい、進学を諦めなければならない生徒も少なくありません。日本以上に学歴が就職に大きく影響するタンザニアでは、とても大変なことです。

1、とある公立中学校の4年生の結果(例)

2、さくら女子中学校の2年生の結果(2019年度)

3、さくら女子中学校の4年生の結果(2019年度)

 上の表を見てもらえればわかるように、 以前ブログ記事で紹介した、「さくら女子中学校が国家試験で全員合格!」「さくら女子中学校、州統一模試で1位!」というのが、いかに快挙だったのか、そして、タンザニアの国家試験の厳しさがわかっていただけたでしょうか。

 こうして結果を出すことを通して、さくら女子中学校の特色である、国内では先進的な学習方法(生徒中心・対話型授業)が多くの学校で取り入れられ、将来、タンザニア全国の学校の教育レベルが上がることを、私たちは目指しています。

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