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日本の女子大生から、ボランティアの活動報告が届きました!

  • 執筆者の写真: 現地日本人スタッフ:登尾紗衣
    現地日本人スタッフ:登尾紗衣
  • 8月5日
  • 読了時間: 6分

7月22〜25日にかけて、さくらでボランティア活動をしてくれた、東京学芸大学4年生の小宮澄夏(こみや すみか)さん!


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★小宮さんを紹介しているブログはこちらから


ボランティア最終日に、4日間を振り返ってレポートを書いてくれました。


さっそくご紹介していきます!!



タンザニア・さくら女子中学校でのボランティア記録


Jambo!こんにちは! 現在、「トビタテ!留学JAPAN」プログラムを利用してアフリカに滞在している、小宮澄夏(こみやすみか)です。6月半ばからケニアの小中学校で教育活動に参加してきましたが、このたび念願だったタンザニアの「さくら女子中学校」を訪れる機会をいただきました!


さくら女子中学校を訪れてまず心を打たれたのは、その創立の背景と、教育にかける情熱です。 かつてここには、2人の女性がいました。彼女たちは「女の子が夢を諦めずに学び続けられる場所をつくりたい」という強い想いのもと、何もないところからこの学校を立ち上げたのです。 その高い志と行動力に、心から感動しました。


ドキドキとワクワクのスタート


初日は、まさに「冒険の始まり」でした。 「どんな学校なんだろう?」「どんな生徒がいるんだろう?」とワクワクしながら校門をくぐると、そこには夢に向かって一生懸命に学ぶ、明るく前向きな女の子たちが待っていました。


オリエンテーションのあと、日本語の授業で使う予定の「笹」を取りに行くことに。 その道中で出会った現地のママさんのお宅で、なんと手作りのミルクティーをご馳走していただくという心温まる体験も。


午後には、2年生の英語の授業を見学する予定でしたが……先生が来ない!? さくらでは、シラバスを早めに終わらせて復習の時間をたくさん取るようにしているとのこと。


そんな時、生徒たちと相談し急遽ディベート授業を行うことに。


テーマは 「Is social media harmful for mental health?」


なんと、トピックを伝えただけで、生徒たちは自ら司会、タイムキーパー、賛成・反対の役割を決め、白熱のディスカッションがスタート!その自主性と積極性に感動しました。


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地域との関わりと、大使館職員さんとの出会い


次の日はまず、校長先生からさくら女子中学校の創設話を伺いました。 どれほど多くの努力と情熱がこの学校に込められているかを知り、改めてここに来ることができて良かったと感じました。


その後は、村の散策へ。チャパティを食べ、帰り道にママアンジェラさんと合流してヤギ肉の買い出しに行ったりと、ローカルな文化にどっぷり浸かる時間となりました。ヤギの解体現場も目撃しました。


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合間には、現地スタッフのさえさんからスワヒリ語のミニレッスンを受ける機会も!さえさんの教え方はとても分かりやすく、楽しく学ぶことができました。


そして、お昼には、大使館から職員さんが視察に訪問!現在は中学校だけのさくらですが、来年の7月から高校も併設することになるそうです。現在は、教室棟と高校の女子寮を建設しています。 建築現場の見学や、校長先生・理事長の方との対談に同席させて頂き、大使館の仕事の一端を垣間見る貴重な時間にもなりました。


特別授業と、ラクロス体験会


三日目は午前中に、さまざまな授業を見学。 地理のディスカッション、スワヒリ語、数学、英語……どの授業も生徒たちのエネルギーに満ちていて刺激的でした。


さすがさくらの生徒たち。先生がいなくても自分たちでリーダーシップをとり、活発な議論が英語で行われていました。


休み時間、3年生の教室を訪れるとダンスを教えてくれました。みんなノリノリでタンザニアのダンス・音楽が大好きです。とても楽しい時間をありがとう!


そして特別授業の時間です。大学生の私が彼女たちに何を伝えられるだろうか、とここ数日ずっと考えていました。


私自身、去年の8月に日本を飛びたってから、イギリスの大学で学び、ウズベキスタン・フィンランド・ケニアで教育実践を行ってきました。なぜ自分が、日本から飛び出す決意をしたのか。


私自身も中学・高校生の時、さくらで勉強する彼女たちと同じく、目の前の試験勉強に必死で、世界をまったく知らない女の子でした。そんな自分が、どんな経験をして、どんな出会いがあって今ここにいるのか。自分が中学生のときに知りたかったことをまとめてシェアすることにしました。


その後、事前に用意したサザエさんの4コマ漫画を利用して、ちょっとしたクリエイティブアクティビティを行いました。



ストーリー作りは難しかったと思うけど、寸劇までノリノリでやってくれてとても楽しかったです。


午後には、他の学校でラクロスを教えているトビタテ生によるラクロスの体験会がありました!JICAの協力隊の方もいらっしゃり、皆さんと協力して楽しいラクロスの授業になったと思います。 体育の授業がないさくらの生徒たちにとって、身体を動かす貴重な機会。みんな笑顔が輝いていました。



終わりに


ケニアでボランティアをしていたとき、「本当は勉強したい。でも家庭の事情(貧困や経済的な負担など)で学校に行けない」という声を何度も聞きました。 そうした無力感を感じる中、ここ「さくら女子中学校」で出会った生徒たちの姿は、まさに「夢を諦めない姿勢」を体現していました。


この学校があること、学びを継続できる場所があることが、どれほど尊くて、未来を照らすことなのか。 私自身も大きな勇気をもらいました。


これからも、教育の可能性を信じて。次の出会いを楽しみにしています。

 この旅で出会ったすべての方に感謝を!ありがとうございました!!




生徒や先生、スタッフさんとの交流の機会を積極的に見つけようとする姿勢が印象的だった小宮さん。


日本に帰国した後は、すぐに教育実習が始まるとのこと。様々な国で教育実践を行なった経験を活かして、頑張ってほしいですね!


そしてぜひまたさくらに遊びに来てほしいです🌸


ASANTE SANA & KARIBU TENA!!


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