昭和女子大の学生3名がさくらに来校!タンザニアへの理解を深めるスタディツアー
- 現地日本人スタッフ:登尾紗衣
- 4月21日
- 読了時間: 7分
更新日:4月23日
先日、日本の大学生3名が、さくら女子中学校を訪問してくれました。

昭和女子大学3年生の板倉和香(いたくら のどか)さんと中津川千聖(なかつがわ ちさと)さん、2年生の岸本和花(きしもと わか)さんです。(※学年は3月時点)
3人は、「昭和女子大学 タンザニアさくら女子中学校支援プロジェクト」のメンバー。
オンラインでさくらの生徒と交流してくれたり、大学祭などで行ったバザーでの売り上げを寄付してくれたりと、様々なかたちでさくら女子中学校を支援してくださっています。
★昨年度までの活動の様子はこちらから
今回、2年ぶりに実現したプロジェクトメンバーによるタンザニア渡航。
3人は、3月15日(土)から20日(木)にかけてタンザニア・アルーシャ州に滞在し、バザーの商材仕入やさくら女子中学校での特別授業などのプロジェクト活動を実施されました。
活動の合間にはさくら女子中学校周辺の観光地も訪問し、タンザニアへの理解を深めることができたとのこと。
感じたことや学んだことをレポートにまとめて送ってくださっているので、ご紹介します!
(※以下は、「昭和女子大学 学生プロジェクトS-LABO」に掲載された文章を本ブログ用にレイアウトを調整した上で転載したものです)
こんにちは!昭和女子大学のさくら女子中学校支援プロジェクトの板倉和香、中津川千聖、岸本和花です。
このプロジェクトは、女子大学生の視点で、タンザニアの女子教育を支援することを目的にバザーやマルシェに参加し、さくら女子中学校の支援やオンライン授業を通して交流をしています。
3月の19日、20日にさくら女子中学校を訪問させていただきました!特別授業や給食を通して、生徒の皆さんと交流しました。今回は、この2日間とさくら女子中学校があるアルーシャについてご紹介します。
【1日目】

初日は、朝礼から参加しました。朝礼では、日本でお馴染みのラジオ体操第一を生徒全員で行い、私たちも久しぶりのラジオ体操をしました!
また、中学3年生に向けた登尾さんの日本語の授業に参加しました!この日は、日本の名所とその名物を紹介する授業で、北海道、東京、大阪、沖縄と4つの都市を勉強していました。
一番盛り上がったのは、まさかの大阪の「たこやき」でした。理由を聞いたところ驚きでした!それは、「たこ」がスワヒリ語で「おしり」という意味だったからです!!

そして、習った言葉を実際に使う場面では、生徒の皆さんが行きたいところを発表していましたが、東京が大人気でしたでした。
また、授業はすべて日本語で行われており、みんなも楽しそうに授業を受けているところが印象的でした。
以前、さくら中学校から2名の生徒さんが日本に訪れましたが、また日本に来て欲しいと思います。

【2日目】
2日目は、日本人メンバー3人で特別授業を行いました。1年生と3年生を対象に、日本語で色を教えるレクチャー、色の二択クイズ、色をテーマにした連想ゲームをしました。

色を教える時、私達の言ったことを元気よくリピートしてくれたり、クイズの時は勢いよく手を挙げてくれたりと、みんなの反応が想像以上で嬉しかったです。
連想ゲームでは、日本語である色をスライドに出して、その色のモノをできるだけ多く連想してもらいました。
みんな一斉に黒板に書いてくれて、建物や動物などすぐに思いつかないものやタンザニアの食べ物など日本では絶対にすぐに出ないような内容でどれも個性がありとても面白かったです!

また、みんなメイクやファッションが大好きなので、多くの子たちがメイク道具や服について書くことがあり、やはり中学生の好きなものは全国共通なのだなと感じました。
オンラインでは何回か日本語の授業をしたことがありましたが、実際に行ってレクチャーを行うのとは全然違い、やっぱりリアルタイムにみんなの反応を見れるのはいいなと感じました!
【給食】
そして、給食を2日間いただきました。
1日目は、ご飯とお豆の煮込み料理のマハラゲで、日本のカレーライスと似ています。2日目はウガリをいただき、付け合わせのシチューは牛すじの煮込みでした。想像よりも食べやすく、美味しくいただきました!

また、生徒の皆さんとご飯を食べた際に、休日の過ごし方や好きな教科などを会話を通してお互いを知ることができました。彼女たちの週末は、歌を歌ったり、テストに向けて勉強するそうです。
また、地理が好きという生徒さんが多く、現在学んでいる内容はタンザニアの地理だそうです!

【アルーシャ観光】
そして、訪問後はアルーシャにあるマサイマーケットや現地のおしゃれなカフェ、スーパーなども訪問しました。
特にマサイマーケットは、ストリートの間にいくつものお店が並んでいて、活気に満ち溢れていました。

色とりどりのアイテムに目が惹かれ、3人それぞれお気に入りのソープストーンの置物探しに夢中になる場面もありました!ハンドメイドならではの一期一会が楽しかったです。
マーケットを進むたびにそれぞれの店主の方が声をかけてくれたり、知っている日本語を少し話してくださるフレンドリーな方が多く、現地の方と多く関わることのできた貴重な機会になりました!

そして、普段バザーで扱っている雑貨が現地ではどのように並べられているのかを実際に見ることができ、今後のレイアウトの参考にもなりました!今後の活動がさらに楽しみになりました。
次に、さくら女子中学校があるアルーシャで私たちが訪れた場所を2つご紹介します。
1つ目は、ダウンタウンにあるThe Tanzanite Experienceを訪れました。
博物館兼ショップであるこちらでは、宝石が採掘されてから店頭に並ぶまでの過程を実際の現物をみて学ぶことができます。
また、高い技術で製造されていることはもちろんのこと、Ethical Practiceに基づくビジネスが印象的でした。具体的に、Maasai Women Projectなど人々を巻き込んだビジネスが行われていることを学びました。
2つ目は、Shanga Gift & Workshopです。こちらは、障がいを持つ方々を雇用し、リサイクル素材を取り入れたガラス細工やアクセサリーを販売しています。

ショップの裏には、街から集められたビンが色ごとに分別されていました。働いている方と会話をしたり、タンザニア手話を教えていただいたり、交流を通して働いている方々が楽しんで仕事に向き合っている点が印象的でした。
ぜひ、さくら女子中学校を訪れた際は、上記の2つにも足を運んでみてください!
最後に、このような貴重な体験にご協力してくださった、さくら女子中学校の先生方、大学の先生方に感謝しています。この経験をプロジェクトの他のメンバーに共有し、さらに日本での活動を盛り上げていけるように頑張りたいと思います!
ありがとうございました!Asante Sana!
タイトなスケジュールの中で、バザーの仕入れやさくらでの特別授業などのプロジェクト活動に積極的に取り組んでいた3人!
さくらで活動するにあたり、「現地の負担にならないように」と考えながら行動する姿が印象的でした。
さくらの生徒たちにとっても、これまでずっと支援してきてくれた昭和女子大を身近に感じられたいい機会だったのではないでしょうか。
今後も二校間での交友関係を継続していけたらいいですね🌸
ASANTENI SANA & KARIBU TENA!!
(みんなありがとう!また来てくださいね!!)
「昭和女子大学 学生プロジェクトS-LABO」に掲載された元記事はこちらからご覧いただけます→https://slabo.swu.ac.jp/news/nid00001417.html
★前回の訪問の様子はこちらから
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