12月9日はタンザニアの独立記念日!
更新日:2021年12月16日
12月9日はタンザニア連合共和国の独立記念日です。
ということで今日は、「タンザニアの独立」にまつわる歴史の授業をしたいと思います。
19世紀、東アフリカでは植民地化が進められていました。
現在のタンザニアの大陸部分はドイツ領東アフリカの一部になり、ザンジバル(ウングジャ島・ペンバ島)はイギリスの保護国となります。
当時、ドイツ領東アフリカには現在のルワンダやブルンジ、タンザニア(ザンジバル以外)の地域が、イギリス領東アフリカには、現在のケニアやウガンダなどのある地域が入っていました。
本物のデザインかどうかの確証は無いですが、Wikipediaによると、当時のドイツ領東アフリカと、イギリス領東アフリカでは、以下のデザインの旗が使用されていたそうです。
その後、第一時世界大戦でドイツが敗戦したことにより、植民地が大きく変わります。
1919年、ヴェルサイユ条約によりドイツ領東アフリカは分割され、西側(現在のルワンダとブルンジ)がベルギー領に、現在の後のモザンビークの一部となる南部をポルトガル領に、そして、残りはイギリス領となり、タンガニーカと名付けられました。
その後、1961年12月9日、タンガニーカがイギリスから独立してタンガニーカ共和国に、
その2年後の1963年12月10日に、ザンジバルも独立してザンジバル人民共和国になりました。
1964年4月26日にこれら2つの国が1つとなり、タンガニーカ・ザンジバル連合共和国が成立します。
その約半年後、10月29日に国名を改称し、タンザニア連合共和国となりました。
国旗も、当時の2つの国旗を合わせた素敵なデザインになっています。
✳︎ちょっと余談ですが、タンザニアの国旗のそれぞれの色の意味は以下の通りです。
緑:大地、農業 青:海(インド洋) 黄:鉱物資源(金など) 黒:タンザニアの国民
この独立記念日の日に、タンザニアからGoogleのページに繋ぐと、ロゴが下の画像のものになっていたそうですよ。(2021年12月9日)
気遣いがとっても嬉しいですね!
ちなみに、12月9日のタンザニアの(正確にはタンガニーカの)独立記念日は、祝日になっています。
この日は、仕事も学校も完全にお休み!
伝統料理を楽しみながら、タンザニアの歴史を振り返り、東アフリカの国々の未来に期待を膨らませる1日にすることになっているそうです。
さくら中学の生徒や先生たちは、家族とどのように過ごし、どんなお話をしたのでしょうか?
「冬休みが明けたら質問してみたいなぁ。」なんて思っています。
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