石鹸がないなら作ればいいじゃない。
更新日:2021年6月11日
今日は、さくら女子中学校のコロナ禍での、ちょっと素敵な取り組みを紹介させてください。
現在、校舎の前には、手洗い用の石鹸と蛇口付きの水タンクが設置されています。(下の写真参照)
この石鹸、実は、街で買ったものでも、政府や自治体から支給されたものでもないのです。
なんとこの液体石鹸、化学の授業で生徒が作ったものなのです。
これは、「今(コロナ禍)だからこそ」より生徒が学ぶ意義を感じやすい学習内容であり、まさに「アクティブラーニング」になっていると思います。
「どうやって作ったの?」と化学の先生に聞くと、
石鹸は「けん化(Saponification)」という方法を使って、油を水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなどの塩基を使ってグリセリンと高級脂肪酸塩に加水分解を...
と、ちょっと複雑で、ちんぷんかんなのですが、学校の理科室にあるものでできるようです!
3ヶ月以上の臨時休校があったものの、1年間で学ぶ(教える)カリキュラムの量は変わらないため、現在、タンザニア中の先生・生徒が必死になって頑張っているようです。
さくら女子中学校も例外ではなく、毎日、夕方5時まで補講を行い、なんとか休んだ分を補っています。
そんな中でも、(無意識に?)このような取り組みをしていること、本当に流石ですよね!
「無いものは工夫して補う!」という強みを持つタンザニア人の日常生活の中には、アクティブラーニングがたくさん取り入れているのかもしれませんね。
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