臨時休校が延長...どうするさくら女子中学校!?
3月中旬、タンザニア国内でもコロナの感染が見つかりました。
その翌日には、政府から国民に様々な対策の指示が、そして全国の学校に臨時休校の指示が出されました。
現在、その感染者数は299名だそうです。(在タンザニア日本国大使館HPより)
タンザニア政府の対応の早さのおかげで、急激な感染拡大は起こっていないものの、感染者数は少しずつ増えており、学校再開の目処は立たないようです。
タンザニアのすべての学校が自宅学習を余儀なくされている状況です。
そんな中、さくら女子中学校では、Whatsappという、LINEのようなメッセージアプリを使って保護者に課題を届けるサービスが始まりました。
(このアプリは、スマホを持っているタンザニア人のほぼ100%が日常的に利用しているほど普及しているため、保護者のやりとりをするにはとても有効なツールなのです。)
まず、各教科の先生が、自宅でできる課題を作成します。
それを、メッセージアプリ上に作成した保護者のグループに投稿し文章や画像ファイルの形で共有し、各家庭に届けます。
保護者から生徒に課題の内容を伝え、それに沿って家庭学習を行います。
タンザニアでは、日本の学校のように、「映像授業」というわけにはいきません。しかし、さくら女子中学校は、教員と家庭の状態を考慮して考えた今できる最善の方法で、休校中の勉強の機会を提供しているのです。
コロナウィルスが収束し、早くまたみんなで学校に集まり、教室で授業を受けられる日が来るといいですね。
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