タンザニアの教育の実態!さくら女子中学校の取り組む「生徒中心型授業」とは!?
更新日:2021年3月24日
写真は、タンザニアのとある公立学校の授業の様子です。皆さんは写真を見て、何を感じたでしょうか?

そう、
教室がぎゅうぎゅうづめです!
生徒たちは、自分の意見を伝えるために前に出ることや、ノートを取ることすら大変な環境で勉強をしているのです。
タンザニアでは、生徒の人数に対して、教室、机、椅子、そして先生の数が圧倒的に足りておらず、それが学力にも影響を与えています。

また、より多くの生徒が効率よく試験で点数を取れるような目標で授業をしていることもあり、先生が主体となって説明し、先生が黒板に書いたことを、生徒がノートに写して覚える...
つまり、勉強が教科書の丸暗記になりがちです。理科の実験も手順と結果を暗記するだけで終わってしまうこともよくあります。クラスの仲間と話し合う場もほとんど無いようです。
先生も、学生時代に同じような環境で勉強してきた人が多いので、違和感なく授業を行なっているようです。
そこで、さくら女子中学校はタンザニアの常識を覆す「生徒中心型の授業」を推進し、先生たちが実践をしています。
先生ではなく生徒が学びの中心になって進めていく、という授業の方法です。
当初は皆、馴染みがなく、試行錯誤の実践だったようですが、学校が開講して4年目の今では、すっかり学校に根付いています。


下に、先生方の日頃の実践や、思い、そして、そんな授業に対する生徒の感想をまとめたビデオを載せました。
先生がどのような思いを持って授業そしているのか、そして生徒がどう感じ授業にのぞんでいるのか、さくら女子中学校の特色ある授業の紹介、ぜひご覧ください。
さくら女子中学校は、生徒中心型の授業をより深く学び、また周囲の学校でも実践してもらうための研修を実施しています。
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